こんにちは。皆様Steamでゲームはやっていますか?
私はバリバリやっています。今日はそんなSteam、とりわけSteamタグのお話です。
Steamタグ
Steamのゲームにはタグ付け機能があります。
例えば、有名なFPSゲームであるCounter-Strike: Global Offensiveには
FPS、マルチプレイヤー、Shooter、アクション…
といったタグが付いています。
このタグはユーザーが自由に付けることができ、そのタグが十分な数のユーザーによって付けられることで、グローバルなタグとなります。
グローバルなタグとなることで、全てのユーザーからそのゲームのタグが見えるようになる、というわけです。
そんな十分な数のユーザーによって付けられたグローバルタグなのに、何だかカオスだったのでまとめてみました。
※この記事のゲームタイトル数は2016年4月22日時点での本数です。
意味が似ているタグ
まずは意味が似ているタグがたくさんあります。
Co-Op系タグ
- COOP
- オンラインCo-Op
- ローカルCo-Op
- Co-opキャンペーン
ゲーム:Portal, Left 4 Dead, Borderlands, Team Fortress 2, PAYDAYなど700本以上
既にあらゆるところで書かれているがCo-Op(COOP)は生協のことではない。Co-OpはCooperativeの略で、協力してゲームをクリアするジャンル。Left 4 Deadから爆発的に流行りました。
COOPタグを筆頭にCo-Op関連タグは4つあります。タグ内容はともかく、COOPとCo-Opの表記ゆれが気になる。タグ付けタイトル数がダントツで多いCOOPタグだけ表記が違う。ちなみに英語版は全てCo-Op表記なのでもどかしい。
マルチプレイ系タグ
- マルチプレイヤー
- ローカルマルチプレイヤー
- 4プレイヤーローカル
- 非同期マルチプレイヤー
ゲーム:Left 4 Dead, Counter-Strike: Global Offensive, DARK SOULS III, Street Fighter Vなど1000本以上
マルチプレイヤー系タグ色々。4プレイヤーローカルという厳選されたタグが凄い。しかもこのタグのついたゲームタイトル数は91本もあります。
非同期マルチプレイヤータグについては全14本あるが、1本も持っていないので詳細がわかりません。適当な動画を見てみると、同じゲームをやってるけど1人1人別のことをやっていて本当に非同期だったりしています。
マルチプレイヤーっていったい…。その意味でなら非同期マルチプレイヤーはSteam自身のことでもありますよね。奥が深いタグです。
ミリタリー系タグ
- 戦争
- 第二次世界大戦
- ミリタリー
- Wargame
- 海軍
- 戦車
- 第一次世界大戦
- 冷戦
ゲーム:Counter-Strike, Company of Heroes, Knight Onlineなど100本以上
たくさんあるミリタリー系タグ。各タグに同じようなゲームのタイトルが並びます。
全125本とタイトル数が1番多い戦争タグには、Counter-Strike、Age of Empire III、PlanetSide 2のようなゲームが並ぶので、ちょっとカジュアルな感じがします。戦争という重厚感を求めて詳細なタグがあるのかもしれません。
全部まとめて戦争タグにすればメジャーなタグになれるんじゃなかと思いましたが、同じタイトルばかりで結局タイトル数は増えないなとすぐに思い直しました。
その他似ているタグ
- Golf
- Mini-Golf
ゲーム:Perfect Golf, Total Pro Golf, 3D MiniGolf, Vertiginous Golfなど
ゴルフ全8本。ミニゴルフ全5本。タイトル数が50本越えるくらいまでGolfタグでいいと思います。
- カードゲーム
- トレーディングカードゲーム
ゲーム:Magic Duels, Governor of Poker 3, Magic: The Gatheringなど90本以上
トレーディングカードゲームはMTGなど。カードゲームはトレーディングカードゲームの他にトランプゲームなども入る。上のGolfはこれぐらいになってからのタグ付けでいい。
- サッカー
- Soccer
ゲーム:Front Office Football Seven, Football Manager, Soccer Managerなど
サッカーとSoccerで別タグです。
サッカーは英語タグがFootball。アメフトも入ります。
Soccerは英語タグがSoccer。ヨーロッパでいうFootballです。
ややこしいですが、これは意訳のせいですね。
- ダーク(全149本)
- 陰鬱(全48本)
違いがわからない。
- RTS(全283本)
- リアルタイム(全38本)
- リアルタイム戦略(全26本)
違いがわからないその2。英語名はRTS, Real-Time, Real Time Tactics。
日本語的にはリアルタイム戦略って、RTS(Real Time Strategy)のことですよね。
複合系タグ
- ダークなユーモア(全56本)
- Dark Comedy(全11本)
笑える(全440本)、コメディー(全438本)、ダーク(全149本)というメジャーなタグあります。Steamはタグの複合検索ができるので不要だと思う。
低頻度グローバルタグ
ここからちょっと変なタグが出てきます。
ポーズありのリアルタイム(全57本)
いいたいことはわかるけど、よくわからない言葉になってしまっているタグ。
リアルタイムに進むけどポーズしたい。そんなわがままタグ。
PvE(全16本)
PvEはPlayer vs Enemyの略で、プレーヤーとエネミー(コンピュータ操作のモンスターなど)と戦うゲームのこと。
PvP(Player vs Player:プレーヤー同士の対戦のこと)に対するタグだと思われるが、全16本は少なすぎる。ありえない。
真面目にPvEタグを付けたらSteamゲームの70%はPvEに該当すると思う。
クラウドファンディング(全27本)
Skullgirlsが入っているので、タグの意味はゲーム用語ではなく本当に資金調達のクラウドファンディング。Skullgirlsはクラウドファンディングで成功したゲームの1つ。
時間泥棒(全131本)
ゲーム:Cities: Skylines, Civilization V, METAL GEAR SOLID Vなど
奴はとんでもないものを盗んでいきました、我々の時間です。
なんだか非常に日本発祥っぽいタグですね。英語名Replay Value。何度もプレイする価値がある、というところでしょうか。
マス目移動制(全22本)、Hex Grid(全36本)
いわゆるターン制ストラテジー系のゲームの説明タグ。
Hex GridはCivilization Vなどの六角形グリッドのゲームですが、何故あえてHex Gridでタグ付けするのかわかりません。Square Grid(四角形グリッド)の人達とは共存できない何かがあるのかもしれません。
Gaming(全29本)
Free To Playゲームの案内、Dota 2の大会案内、Counter-Strike: Global Offensiveの大会案内とかなので、案内系のカテゴライズのようです。
映画のよう(全18本)
ゲーム:FINAL FANTASY XIII, METAL GEAR SOLID V, Assassin’s Creed Rogueなど
映画のよう…というのがどういったものか気になりましたが、タグ付けされたゲームで納得しました。いわゆるムービーゲーですね。
ちなみに映画タグ(全65本)もありますが、こちらは本当に映画だったりBack to the Futureなどの映画原作タグです。
ウォーハンマー40K(全28本)
ウォーハンマーには2つのシリーズ、ウォーハンマーファンタジーバトルとウォーハンマー40,000があり、そのうちウォーハンマー40,000用のタグということになります。ウォーハンマーそのものと、ウォーハンマーファンタジーバトルのタグは無いけど。
タグ内のゲームとしてはBlood Bowlは遊んだことありますが、ウォーハンマーがどうとかは全く気にしてなかった。
派手なアクション(全13本)
アクション系は非常に多い。横スクロールアクション、クライムアクション、キャラクターアクションなど。いうまでもなくアクションタグはタイトル数7030本とSteam最大のタグです。その中でもあえて「派手な」を付ける本タグ。他の7017本のゲームは派手じゃないと喧嘩を売っているようにもみえます。
見方によってはアクション(全7030本)の中から選りすぐりの派手なアクションと取れるので、ここの全13本のゲームは凄い良ゲーが多いのではという考えもできます。Devil May Cryがシリーズで3つ入ってます。
英語タグはSpectacle fighterなので、結局和訳が悪いということも。
馬(全14本)
競馬シミュレーションなどのタグかと思いきやマウント&ブレードなどの馬に乗って戦うアクションゲームも余裕のタイトル入り。メタルギアソリッドVも入っているので馬が出てくれば何でもいい、誰得の馬好き専用タグ。
Wildlife Parkなどの動物園経営シミュレーションも入っている。馬だけじゃないだろうそのゲーム。ライオン、トラ、ゾウなど大量の動物タグも作ってあげないと可哀想です。
伝説(全7本)
ダークソウルやスカイリムが入るこのタグ。
英語タグはLore-Richなので、伝承伝記とかそういう方面の感じみたいです。スーパーマリオとかの伝説的ゲームのことではありません。
ララクロフト(全13本)
タグの意味はもちろんトゥームレイダーの主人公ララ・クロフトのこと。
トゥームレイダータグはグローバルタグでは無いので、
ララクロフト > トゥームレイダー
が証明されました。
ちなみにトゥームレイダーのソフトはもちろんララクロフトのタグが付いています。
出ないと思うがララ・クロフト不在のトゥームレイダーが出た時にタグ付けに困るでしょう。
ダイナミックなナレーション(全8本)
意味はタグ通りです。せっかくのタグなのに日本製のゲームが一切タグ付けされていないのが残念。ナレーター若本規夫さんのゲームがあったら速攻タグ付けしましょう。
インベントリ式アイテム管理(全8本)
インベントリ式アイテム管理といえば、バイオハザード4などのアイテムの保持にスペースを使うタイプのゲームですね。インベントリ式アイテム管理だ!このゲーム買おう。って人おかしいですよね。誰得タグ。
Steamに無いので非常に残念なのですが、End of Eternity (エンド オブ エタニティ)もこの要素があると思っています。ちゃんとタグ付けするならインベントリ式銃カスタムだけど。
まとめ
Steamタグは自分の持っているゲームタイトルからおすすめタグを表示してくれます。私には対戦や2D格闘が上がってきているので、最近Street Fighter Vを買った影響と思われます。
低頻度のタグは、ゲームのメジャリティとは関係ない、どマイナーな要素を見つけるのには使えそうです。インベントリ式アイテム管理のようなタグだったり、六角形や馬が好きだったり。
高頻度タグでも低頻度タグでも、上手く使えば自分にあったゲームが探せるということですね。
ちなみに私はヘキサゴナー(Super Hexagonユーザー)なので、六角形を支持することにします。
ではでは。