1月3日。三が日だけど今年は休みが少なく4日から仕事の人も多い2017年。
そんな日にいいすぽの放送がありました。しかも、「いいすぽ!presents スワローズvsライオンズ パワプロ対決」という内容。
いいすぽといえば、私も以前に取り上げたことがありますが、タイトル通りe-Sportsを題材にした番組で、日本人のプロe-Sports選手を呼んだり、ハイレベルなゲームプレイを見られるわりと硬派な番組だと思っていました。しかし、ここにきてプロ野球選手を使ってパワプロを対戦してもらうという非常にカジュアルな内容に驚きを隠せません。
とはいえ、カジュアルならe-Sportsじゃないかといえばそうではありません。
どんなレベルの低い野球やサッカーの試合でもスポーツはスポーツ。ゲームとてそれは同じです。実力が拮抗しているならレベルは関係なく面白い。似たようなことはは躯(幽遊白書)が言っていた気がします。
そして、今回出演するプロ野球選手が自分が登場しているであろうパワプロで対戦するとなると…
まぁ、オモロくなるよね。
というかパワプロは宣伝でもプロ野球選手を使って対戦させたりしてますね。
パワプロCMでは、ジャイアンツ菅野投手が自分のパワプロ投手の能力を見た時、「負け運って何?」と言った時などがちょっと有名でしょうか。あんなに悲しくて笑える動画は珍しいでしょう。
そんないいすぽ野球回、今回の出場選手は
ヤクルトから
- 西田明央 捕手
- 平井諒 投手
- 上田剛史 選手
- 石川雅規 投手
- つば九郎
西武からは
- 多和田真三郎 投手
- 高橋光成 投手
- 森友哉 捕手
- レオ
が出演。
フジテレビONE(CS放送)なので、選手のチョイス所が地上波と違って渋いところです。ミーハーな感じが無くなるのが逆に良い。山田哲人さんとかは多分…とんねるずとかの方で忙しいんでしょう(笑)。
ついでにいうとヤクルト対西武なのはフジテレビが放映権を持っているからでしょう。
ヤクルトはパワプロが大好きな4人で来たとのこと。しかし
まずはパワプロのプレイ経験を選手に質問
石川さん曰く「今日はスワローズの中でパワプロが大好きな4人で来ました!」
しかしパワプロプレイ経験を聞いてみると、
あれっ!?上田さん!?
上田さんはパワプロやったことないしゲームもそんなしないとのこと。全然パワプロ大好きな4人で来てないやん(笑)
西武は全員パワプロ経験者。質問コーナーでは、森選手が「多和田…さん」と呼びにくそうに。キャリアは上だけど年齢が下という微妙な関係というヤツでした。
そして話題は当然のように自分のパラメータに
解説としてパワプロのエグゼグティブディレクターであるコナミの谷渕弘氏が来ているため、自分のパラメータについて言いたいことを言ってもらおうという流れに。
平井投手
ケガしにくさFについて
平井投手「その通りです」
西田捕手
2016最新データを見て
西田捕手「走力をDにあげて頂いてありがとうございました」
上田選手
石川選手「ムードメーカーがついていない」
上田選手「それにフライを見失う特殊能力もついていない」
石川投手
調子極端とかスロースターターを見て
石川選手「調子極端ッス」
多和田投手
多和田投手「ちょっと赤が多い……」
バカリズムさんからこれはしょうがないと思う赤能力について聞かれると
多和田投手「まぁ…全部です」
高橋投手
高橋投手「打たれ強さBって褒めているのか…」
コナミ谷渕氏が褒めてると解説。打たれ強さが高いと打たれても調子を崩しにくい。
バカリズム「どんなけ打たれても平気な顔してる」
褒めてなさそう(笑)
森選手
バカリズム「キャッチャーFの送球F!」
森捕手は苦笑い。これには実況とコナミ谷渕氏が昨シーズンは打撃の方で活躍したというフォローが入る。
コナミ谷渕氏によると、プロ野球選手にパワプロのデータのことを言われることがあるとか。パラメータ設定も中々気を使う仕事ですね。石川投手も俺はもっと球種投げれると言っていましたし、負けん気は人一倍強いプロ野球選手ですから、不満は出てくるでしょうね。ゲームとして考えればバランスも考えないといけないですし、ジャイアンツ菅野投手の負け運能力はもはやバランス的に仕方がないといっても過言ではありません。
そしてプロ野球選手によるパワプロの試合開始
ルールはそれぞれ自分のチームを使って、1回攻守してプレイヤーを順番に交代。7回からは自由にプレイヤーを決めてよいというルールでスタート。
スターティングメンバーの決定では、西武のスターティングメンバーの打線の凄さを見て石川投手が「俺投げたらイカれるよ」との一言。しかし投手は石川投手に決定しました。
西武のオーダーも出演している高橋光成投手でスターティングオーダーを決定。
西武・多和田投手がパワプロ上手。
2者連続ホームランなどで初回に4点を入れる。ボール回しなど熟練した動きを見せます。いきなり一発を浴びる石川投手(操作は西田捕手)。そういえば一発って赤能力あったね。
3回上田選手のプレイ。石川投手の目の前で無情にも石川投手を平井投手に交代。
森捕手、まさかのビーンボールを連投。強気のリードというか、ダメだよ!
そんなこんなで打ったり打たなかったりの攻防により7-4で西武の勝利。
2試合目に向けて、ドラフト会議
いいすぽは2時間番組。これだけでは終わりません。第2試合があるのです。
パワプロのアレンジモードを使って、自由に選手を取ってきての対戦です。ドラフト的に取っていって被った選手はくじ引きによる取り合いです。ここは私的に一番ウケました。
現役プロ野球選手が選手名鑑見ながらパワプロのドラフト遊び…シュール以外の言葉が見つかりません。にしても現役プロ野球選手が選ぶセパ両リーグをあわせたベストナインには興味があります。
そんな緊張のドラフト1回目。ドンッ!
ヤクルトは筒香(De)、柳田(SB)、山田(YS)を指名。WBC招集メンバーのような豪華なラインナップ。石川投手のベテラン臭溢れる堅実な選手チョイスが光ります。
対して、西武はディクソン(Bs)、エルドレッド(H)、ビシエド(D)。なんだこれ(笑)。どうやらこのチョイスの理由は、多和田投手がゲームが上手いから後は選手のパワー次第とのこと。
ヤクルトは次の回も堅実なドラフトを続け、
最終的には日本人選手によるかなり豪華なメンバーに。このままWBC出てもおかしくない。打順も結構好きです。石川投手の監督、あるで。
そして西武は(たぶん森君による)脳筋ドラフトが続き、
ほとんど外国人に。ベンチまで外国人だらけという、トリプルスリーの球団みたいです。というかなんでメヒアおらんねん(笑)。
!重要!オリファン歓喜
新生ヤクルト軍、新生西部軍ともに先発投手はチーちゃんとディクソンというオリックスの選手で構成。オリファンとしてはなんかちょっと嬉しいですね。選手に認められる選手といったところでしょうかこれは。今年頼みますよ。
そんなわけで夢のベストナインによる2試合目が開始
ルールは同じだけど、今度は西武ドームによる試合。
ディクソンが試合開始早々、筒香に一発を浴びる。うんまぁ、そういうところあるよね。ディクソンは。パワプロリアルだわ。
新生西武軍の攻撃はというと、1番ビシエド、2番ウィーラー、3番エルドレッドという重量しかない打線。誰が繋ぐんだろうか。しかしそれも好調のチーちゃんの前に撃沈。今回のルールでは選手は全員好調になってます。強振では厳しそうな球のキレです。
ディクソンは2回にもホームランを浴び、試合はどんどん壊れていく。そしてついに2桁失点。西武は打線が繋がらず何もできずの0得点。
そのまま勝負は決して0-10でヤクルトスワローズの勝利。
チーム編成をやりすぎて破綻した新生西武軍。攻撃特化で崩壊していく感じはまさに西武という感じです。
全体の感想
いいすぽ謎回でしたが、新年からプロを招待して賞金を出して闘わせるより、まったり対決して終わった後も仲良く締めくくる、そんな新年のいいすぽ。プロ野球選手によるパワプロ対決は楽しめました。
上手いゲームプレイを見るだけがe-Sportsでは無いという思いからの企画だったとしたら成功だと思います。でも下手なゲームプレイを見る番組はゲームセンターCXというのが同テレビ局のキラーコンテンツとしてあるんですけどね。
今回は後で見ても面白いのでDVDとかになったら良いですね。合わせてサッカー編とかも是非やって欲しいところ。でも普段のいいすぽはガチな対戦なので、ゲームの流行り廃りやアップデートを考えるとそっちのDVDはあまり需要が無いかもしれませんね。
ではでは。