清原容疑者、相場の３倍で覚醒剤購入　異例の高額

http://www.asahi.com/articles/ASJ2J3GQGJ2JUTIL00P.html

ニュースによると、清原和博さんは相場の3倍で購入と書かれていました。

そんなニュースを読んでいるとふと疑問が。

相場はどこの相場かともかく、ネットでよくみる怪しい文章の覚せい剤の価格はもっと安そうな気がする、ということ。

怪しい文章

皆様一度は見たことがあるであろうスパム。そんなネットの怪しい文章の中から、覚せい剤の価格調査をしてみました。

やったことは怪しいデータからデータ分析というまるで意味を成さないデータ解析。というわけで、以下の文章は全く信ぴょう性の無い調査結果ですし、私は覚せい剤をやっていないのであしからず。

データ分析の前の覚せい剤の基礎知識

当然ながら公然と違法薬物の取り引きができないため、インターネット上でも隠語だらけの文章になっています。隠語の成り立ちのために覚せい剤について基礎知識を書いてみます。

覚せい剤の違法性

麻薬に関する法律として、麻薬及び向精神薬取締法というものがありますが、日本では覚せい剤が最も濫用される薬物であるため、覚せい剤を対象にした覚せい剤取締法が存在します。

覚せい剤取締法によると覚せい剤、覚せい剤の原料の製造、輸出入、所持、譲渡、使用のおよそできる全ての行為が禁止行為となり罰則対象です。

覚せい剤の効果、副作用

大体の人が聞いたことはあると思いますが、要するに覚醒作用と幸福感が得られるそうです。副作用も大体の人が聞いたことがある通り、精神的な苦痛と依存症です。

覚せい剤の1回の使用量、使い方

1回の使用量は通常0.02グラム～0.05グラムらしいです。慣れてくる耐性ができ、効き目が弱くなるので1回の使用量が増えるそうです。

使い方は大体2通りで

・注射器による静脈注射
・ガラスパイプを使って火であぶり、煙を吸引

だそうです。

静脈注射の方が効く見たいですが、注射痕が残るということもあり、ガラスパイプを使った吸引が主流だとか。

覚せい剤の隠語

ネットで見かける文章は隠語だらけです。覚せい剤の隠語も多数あります。

シャブ、スピード、S、アイス、氷、クリスタル…etc

さすがに日本で一番有名な薬物。隠語は山ほどあります。

シャブは薬物が骨までシャブり尽くすことからの語源。

スピード、Sは薬の効果が早く即効性があることからの語源。Sはスピードの頭文字。

アイス、氷、クリスタルは覚せい剤の結晶が氷やクリスタルに似ていることから。ネットではこのアイス、氷、クリスタルという単語が多用されていました。

怪しいの文章の中身

そんなわけで、インターネット上では

幸せになれる氷あります
1.0 30000（箸付き）

上記のような怪しい文章を見かけます。

ここまで読んできた皆さんはもう何の事かわかってしまうことでしょう。これこそザ・無駄知識。短い文章で効果、薬物、容量、値段が全て示されています。恐るべし隠語の世界。ちなみに箸は注射器のことです。

価格調査の結果、平均価格は1グラム当たり\32,212

そんなわけでインターネット上の文章から価格を調査しました。データ件数は35件です。実データを1件1件を並べるのはやめておきます。

覚せい剤のグラム当たりのヒストグラム

1グラムあたりの最低価格 \24,000
1グラムあたりの最高価格 \46,000

最高価格の1件だけデータが突出しています。\46,000が無ければ1グラムあたりの最高価格は40,000となりグラフもまとまるので、この1件は異常値か別の要因があるような気がします。

”最近低品質が多い中、上質なものを手に入れました”とか書いていたので、この1件は本当に高品質なものかもしれません。

高品質覚せい剤（FFネタ）

次に平均値です。前述のように最高価格の1件のデータが突出していたので、最低価格と最高価格を除外して算出しました。

平均価格 \32,212
中央値 \30,000

ネット上だと1グラムあたり3.2万円が相場というところでしょうか。

有名人は高く買っている

清原和博さんは0.2グラムを4万円で買ったと供述しているため、1グラム換算だと20万円にもなります。これは先程の平均値の約6倍もの値段で購入していることになります。また、ASKAさんも1グラムあたり10万円で買ったと供述しているため、こちらは約3倍の値段で購入しています。

有名であるがゆえの諸経費といったところでしょうか。それとも特別なルートで上質なものを購入しているのでしょうか。

忘れてはいけないこと。ダメ、ゼッタイ。

ありし日のキヨハラさん。昔のカメラなので画質も悪いようです。…いい画像が無かったスミマセン。

さすがに私も子供過ぎてあまり覚えていませんが、清原和博さんといえば甲子園通算13本塁打の記録で西武に鳴り物入り、ルーキーイヤーでホームラン31本というルーキー記録。
贔屓球団にこんなルーキーが入ってきたらヤバイよね。

今、私の西武のイメージというとおかわり君とご飯がススムとレッツゴーメヒア（応援歌がカッコイイ）ですが、思い出に残る西武といえば、AKD砲といわれた秋山、清原、デストラーデのクリーンナップを浮かべる人は多いのではないでしょうか。常勝時代の西武のクリーンナップの一角というまさにヒーローそのもの。そんな子供時代のヒーローが逮捕されたのは本当に残念な話です。

現役時代の後半、特に巨人移籍後あたりからはピアスを付けたり問題行動や問題発言が多くて叩かれていた清原和博さんでしたが、逮捕による批判はもっと酷く、残念であり悲しいと言わざるをえません。

そんなヒーローをも失墜させてしまった覚せい剤。
あらためて違法薬物が恐ろしいと言わざるをえません。

覚せい剤の再犯率は50歳以上で79％にものぼるとのデータがあり、絶対また使用して捕まるとか既に言われていますが、証人として出廷した佐々木主浩さんは「精神力があるから立ち直る」と述べたそうです。

そうです。清原和博さんは野球という日本で最も人口の多いスポーツで頂点に立ったことがある男なわけです。そんな並の人には無い男のパワー、信じましょう。

ではでは