今さらですが、プロ野球セ・パ交流戦、中日対楽天の観戦に行ってたのでナゴヤドームのプロ野球観戦について書きます。
中堅122mから両翼100m、フェンス4.8mの大きな球場です。フィールドシートも出っぱっていないのでファールグラウンドも広く、神宮球場とは対照的な球場です。
投手天国として有名な球場ですが、パークファクターの数値もそれを裏付けており、神宮球場とは対照的にパークファクターの全ての数値が他の球場より低く、ホームランやヒットがかなり出にくいデータを示しています。2016年のデータでは、ホームランは一般的な球場の6割程しか出ず、ヒットも一般的な球場の9割程度しか出ない、完全な投手天国の球場です。
日本有数の大都市だけあって、交通の便はかなり整備されています。道路も広くて車を使っても大丈夫です。もちろん高いけどナゴヤドームに止めるもよし、大曽根駅あたりで安く止めて歩くもよしの感じです。
ナゴヤドームに行く前に…
イオンモールナゴヤドーム前はとにかくナゴヤドームありきで建てられたイオンモール(おそらく)。当然ながら野球観戦でナゴヤドームに来た方が楽しめるところがいっぱいです。私が気に入った2つを紹介
名古屋名物といえば味噌カツ。その中でも矢場とんは一番有名な味噌カツ屋さんでしょう。
矢場とんは何を食べても美味しいですが、私のオススメはみそかつ丼。味噌ダレがドバッとかかったお米が最高です。
ここの矢場とんは至るところにドラゴンズのユニフォームが飾られてて、試合前に行くと溢れんばかりのなにかが高まります。
レジェンド達のユニフォームがサイン色紙と共に飾られています。プロ野球ニュースでお馴染み高木守道。黄金時代の監督、落合博満。3球団を優勝に導いた闘将、星野仙一。もはや語るのも不要なぐらいのレジェンドですね。
しかし、谷繁元信前監督のユニフォームはハンガーでかけられていました。シゲシゲ好きな私としては扱いが残念でしょんぼりすることが多い。
イオンモールナゴヤドーム前の中にドアラ神社というのがあります。
ドアラの尻尾が祀られています。
みんな必勝祈願の絵馬を掲げています。ほとんどはドラゴンズに関するものでしたが、写真のようにニンテンドースイッチほしいという全然関係の無い願掛けもあった。果たしてご利益はあるのでしょうか。
ナゴヤドームと駅とイオンモールナゴヤドーム前の連絡通路。ドラゴンズ一色です。
ナゴヤドーム正面。
NPBやセ・リーグ、各球団の旗が掲げられています。この日は快晴といってもいい天気でした。
バックネット裏、ゲート1入場口。手荷物の検査とビン、缶、ペットボトルの移し替え場所です。持ち込みはそんなに厳しくありません。
試合終わりに取ったものですが、ナゴヤドーム外にあるグッズショップ。
球場近くによくある、擦り寄ってるコンビニ。どちらかというとローソンカラーですが、ファミリーマートです。
ナゴヤドームは内野外野が区別なく、外周をぐるっと一周できる珍しい構造です。
レフト外野付近からの写真。ファールゾーン広い。
レフト側から外野。実は去年もナゴドに観に行ってるのですが、その時と電光掲示板が変わっていることに気付きました。2017年シーズンから変更しているみたいです。
ビジョンに映される選手データ。どうせならセイバーも表示して欲しいですね。札幌ドームはセイバー表示をやってるらしいので一度観に行ってみたいところです。
何故か記念メダルを集める趣味がある私ですが、ナゴヤドームは記念メダルがあるのが特徴です。しかも今年のスローガン、「原点回帰」のメダルもあるのです。
カラー記念メダル。しかも今年のスローガンである原点回帰版。これは毎年来ないといけませんね。
ドアラシート。ドアラが書いたと思われる落書き風メッセージがあります。
球場スピーカーマニア歓喜の、ナゴヤドームのスピーカーはこちら。これはやっぱ我がオリックスが誇る京セラドーム大阪のスピーカーが勝っている気がします。
そんなわけで6/2の試合風景です。
楽天の先発は古川侑利
中日の先発は小笠原慎之介
ドアラ。緑色なのはエコドアラだからです。あんまりよくわかっていないけどエコなんです。
エコドアラの後ろ姿。ハミ出てる…。
ドラゴン感を全然感じない(個人的な見解)シャオロンパオロンもお出迎え。
バズーカタイム。1塁側はドアラですが、3塁側はチアです。中身はボールだそうです。欲しい。
外周グルッと回って一番混んでたのが焼鳥とりしげ。しげしげこと谷繁元監督と何か関係があるんでしょうか。
ホームベース側のビジョン。ここも意外と情報が入ってて嬉しい。
アマダー。大きくてデカイ。
3塁にいるゲレーロ。
平田良介。と3塁にいるゲレーロ。
荒木雅博。この日はヒット1本をうち、安打数を1999本まで伸ばす。どうせなら2000本安打見たかったが叶わず。
中日ビシエドと楽天ペゲーロ。
一昨年ロッテからFAしてきた今江年晶。
試合は小笠原慎之介が5回で100球近く投げ、球数に苦しむも何とか0点に抑える好ピッチングを見せる。すると5回裏に平田良介がタイムリーを打ち1点先取。その後荒木がタイムリーを打って3-0とするも、両軍ピッチャーが頑張っているいい勝負と思っていました。7回までは。
暴投ワイルドピッチ四球暴投で3点。せっかくの引き締まった勝負が台無しの様相を見せる。
9回表には福谷がマウンドに上がりヒットヒットホームランで3点献上。最終的に3-6で中日の勝利というちょっと引き締まらない結果に。
ともあれ中日の勝利。
勝利後、挨拶のためにマウンドに出てくる選手。
今日のヒーローとのハイタッチが企画されていました。小笠原慎之介と平田良介。
試合終了後にはシャオロンパオロンがフィールドシートにも来てタッチしていました。近くて見ると結構可愛く感じる。遠くからだと変なフォルムだなと思うのですが。
このプロ野球観戦の2週間程前には松山坊っちゃんスタジアムに行った私ですが、ナゴヤドームは松山坊っちゃんスタジアムと同じような、古き良き球場といった感じです。ボールパークのような楽しみはあまり無いですが、広いフィールドで選手が野球をしていてシンプルに面白い。これに尽きると思います。
ではでは。
]]>こんにちは。
2016年シーズンも交流戦が終了しました。当ブログではオリックスを応援していますので、ここまでのオリックスについてデータを参考に書いてみます。
順位 | チーム | 試合数 | 勝 | 負 | 引分 | 勝率 |
1位 | ソフトバンク | 18 | 13 | 4 | 1 | 0.765 |
2位 | ロッテ | 18 | 12 | 6 | 0 | 0.667 |
3位 | 広島 | 18 | 11 | 6 | 1 | 0.647 |
4位 | 楽天 | 18 | 11 | 7 | 0 | 0.611 |
5位 | 日本ハム | 18 | 10 | 8 | 0 | 0.556 |
6位 | 西武 | 18 | 9 | 9 | 0 | 0.5 |
7位 | 巨人 | 18 | 9 | 9 | 0 | 0.5 |
8位 | 中日 | 18 | 7 | 11 | 0 | 0.389 |
9位 | DeNA | 18 | 7 | 11 | 0 | 0.389 |
10位 | 阪神 | 18 | 7 | 11 | 0 | 0.389 |
11位 | ヤクルト | 18 | 6 | 12 | 0 | 0.333 |
12位 | オリックス | 18 | 5 | 13 | 0 | 0.278 |
オリックス12位 5勝13敗 勝率.278
書くにも悲しいですが、オリックスは最下位に終わりました。何が悲しいかというと、オリックスを除くパ・リーグ5球団は上位6チームに入っているのに対してオリックスが最下位ということ。
勝ち越したのもヤクルトに3タテした1回だけで、他は全て負け越しました。
パ・リーグ他の球団の皆さんはMVPはウチから出るかも!?なんて話で盛り上がる中、オリックスとしてはもう忘れたいだけの交流戦です。
オリックスの上昇要素が全く見つからないと噂されていますが、本当にそうなんでしょうか。私も探してみます。
出塁率、長打率、OPSなどの打撃指標もリーグワースト。打撃成績は軒並みリーグワーストです。
投手成績も軒並みリーグワーストです。被本塁打のリーグワーストはソフトバンクでオリックスは3位ですが、これは球場のホームランパークファクターによるものでしょう。
見事にワースト記録ばかり出てきました。ちなみに4月末にも似たような記事を書きましたが、全く改善されていない…。パ・リーグで最も打てなくて守れない球団、それがオリックス・バファローズということになります。
私の好きな指標にピタゴラス勝率があります。
ピタゴラス勝率とは、単純に得失点差からチームの勝率を単純に予測するという指標で、今現在の勝率が妥当かどうか、運がいいか悪いかを見ることができます。
交流戦後のオリックスを見てみましょう。得点221に対して失点320!
その差は-99点。-100点に達しようかという勢いです(5月24日のソフトバンク戦で22-6の大敗とかが記憶に残りますね)。
ソフトバンクは得失点差+108点で勝率0.721なので、ピタゴラス勝率を出すとオリックスがヤバイ気もしますが、とりあえず計算してみます。
パ・リーグ2016年6月21日時点のピタゴラス勝率
順位 | チーム | 勝率 | ピタゴラス勝率 | 比較 |
1位 | ソフトバンク | 0.721 | 0.693 | 0.028 |
2位 | ロッテ | 0.588 | 0.585 | 0.003 |
3位 | 日本ハム | 0.537 | 0.609 | -0.072 |
4位 | 西武 | 0.47 | 0.509 | -0.039 |
5位 | 楽天 | 0.422 | 0.404 | 0.018 |
6位 | オリックス | 0.369 | 0.323 | 0.046 |
オリックスは実際の勝率とピタゴラス勝率の差0.046です。これは運が良かったともいえ、将来的に勝率はまだ低くなる可能性の方が高いことを意味しています。恐ろしい…。
ピタゴラス勝率だと日本ハムの方がロッテより良いことも驚きです。日本ハムとロッテは今後入れ替わるかもしれませんね。でもオリックスからしたら地球の裏側で起こっている出来事です。
そういえばヤクルトが両リーグ最速40敗と報じられていましたが、得失点差はたった-49です。試合の消化数が7試合違うので、試合数が同じだったら間違いなくオリックスが最速40敗でしょう。
データを見れば見るほど虚しくなってきます。そんなわけで悲しいことを列挙してみます。
これはDeNAと同じくワーストタイ。打者を固定できない事情が見えます。
チーちゃん(防御率4.28)、ディクソン(防御率4.35)、西(防御率4.78)投手の3人が規定到達。ローテーションは守ってるけど総崩れという状態です。
ウエスタン・リーグのオリックス2軍は17勝34敗 勝率.333の5位。4位との差6.0ゲームというぶっちぎり最下位です。ファームでぶっちぎりの成績を引っさげて登場…みたいなのに期待したいところなんですが。
10万フォロー ありがとうございます! pic.twitter.com/4pw5R1p7pP
— バファローズポンタ (@bs_ponta) 2016年6月6日
これは嬉しいことでもありますが、オリックスのファンより多いと言葉でグサグサ刺されます(笑)。
いち球団ファンとして、フロント批判はあまりしたいものではありません。フロントも球団の一部ですし、経営者としての思惑は絶対あると思うので。
しかし、去年の森脇監督の交代劇、今年の4月に3度のコーチ配置転換など、フロントの懲罰的な意味合いの対応が目立つため、他球団ファンから「オリックスってフロントやばいよね」って言われると特に返す言葉も御座いません。
2015年でオリックスを去り、2016年からヤクルトに在籍している坂口選手は移籍した選手の中でもっとも当たりと言われています。ここまで267打数の80安打、打率.300です。
坂口選手は近鉄時代からの生え抜きだっただけに、オリックスで終わって欲しかった選手ですね。新天地で活躍してて何よりですが、活躍が羨ましくて悲しい。神宮球場のパークファクターのせいだと思うことにするしか精神を保てない。
オリファンの私といえど、今年の優勝は諦めました。ソフトバンクが勝率7割で突き進む中、勝率3割のオリックスではさすがに差せない。
せめて来年に拾えるなにか…育成方面に切り替えて将来を見据えて欲しいところですね。
今年もここまでの1試合の観客平均は去年より増えています。プロ野球全体でも動員数が増えているので、野球観戦の人気が高まっているということでしょう。
「負けても観客動員が増えてるんならいいや」とかフロントが考えてたらどうしよう、とか思ってしまいますよね。
しかもチケットは今シーズンから値上がりしているので、球団の腹は膨れ、選手は減俸。そんなウハウハなストーリーを計画しているかもしれません。そうなったらもうワンナウツの世界です(笑)。
球場に行くと負けても楽しいことは多々ありますが、やはり勝った試合を見たいので、何とか頑張って欲しいところです。
ではでは
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