こんにちは。
皆さんはプロ野球のキャッチャーにおけるフレーミングという技術をご存知でしょうか。恥ずかしながら私は最近知りました。
MLBでは野球の選手について何でも定量的に評価しようという動きがありますが、一番むずかしいと言われているのが捕手の評価。その捕手の評価に入れるか入れまいかみたいなところを彷徨っているのがフレーミングという技術。
捕手を評価するフレーミング技術
フレーミングというのは、ピッチャーが投げたボールがストライクゾーン周辺に来た際に、より多くのストライクコールを審判から引き出す技術のことです。詐欺っぽいですが、ストライクゾーンは打者によって可変することや、審判も人間であることを利用して、いかに上手くストライクをコールしてもらうかという駆け引きにも似た技術です。
いわゆるミットずらしは、際どい球を強引にミットを動かしてストライクゾーンに来たように見せるフレーミング技術の一種ということになります。
これが注目されたのは高度な投球解析システムのPITCHf/xによって、優れたキャッチャーは年間で150球以上もストライクを稼いでいることがわかり、フレーミング技術というネーミングが付いて確立されたもののようです。ただし、このフレーミング技術によってもたらされるストライクがゲームにどれ程のインパクトを与えているかは議論の最中で、フレーミング技術の価値については賛否両論あるようです。
実際にどんなものがフレーミング技術と呼べるかは調べてみました。
キャッチングといえば日本最高と名高い、元ヤクルトスワローズの古田敦也選手がいます。
古田選手はフレーミングという言葉が無かった時代に「ミットの端でボールを取る」というキャッチングに関する技術を話しているので、少し動画を漁ってみました。
どうでしょうか。下の画像は私が適当にストライクゾーンをひいたものですが、実際には外れているボール球を、ミットの端で捕球して捕球位置をストライクに見せかけるイメージとしてはこういうことだと思います。
他にも古田選手はキャッチング理論について、落ちる球やカーブのように逃げる球も、外側から内側にミットを動かすように捕球することで、捕球後にミットがゾーンの外へ逃げていくよう見せないと語っていました。落ちる球を下側から上に動かすように捕球する…とても難しそうですが、これこそフレーミングなる技術ということでしょう。
それにしても、キャッチャーというポジションはリードや打者のデータを考慮したり、キャッチングからフィールディング、打撃まで参加とやることが多くて育たないという声が多いのも納得のポジションですね。我らがオリックスも2016年シーズンはいろんな捕手を試したように思えます。フレーミングまで気を使えるぐらいモノになってくれれば10年は戦えそうなんですが。
そういえばシゲシゲファイト好きだったので谷繁元信さんが今年で辞めさされたのは結構ショックです。シゲシゲさんも色んなキャッチング理論持ってそうですねー。キャッチング理論聞きたい。
ではでは。
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